子どもの受け口治療 歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)

子どもの受け口治療
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歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)・マウスピースによる受け口改善

子どもの受け口治療

下の歯が上の歯より前に出ている受け口(反対咬合)は、今まで3歳児検診で指摘されても「永久歯になれば改善されることもありますので、しばらく様子をみましょう。」ということがよくありました。

しかし最近のデータでは、3歳で受け口の場合、自然に治るのは6.4%(100人に6人)くらいしかいないことがわかってきています。

つまり100人の受け口を指摘された3歳児のうち、94人ほどは自然には治らないということなのです。そのため小児の反対咬合は特に早期診断・早期治療が必要です。

当院では、歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)を使用し、受け口の早期改善をすすめております。

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)とは?

  • 就寝時に使用するマウスピース型の装置です。
  • 3歳から使用できる受け口治療装置です。
  • 効果は1年くらいで9割が改善するとされています。
  • 当院でも高い効果が得られております。

ムーシールドムーシールドムーシールド

何故、歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)で受け口が治るの?

小児期の受け口は、

  1. 上唇の力が強く上顎の成長が悪い
  2. 下唇の力が弱い
  3. 舌が下の方にあるため唾を飲み込むたびに下顎を前に押す
  4. 噛み合わせ面の不調和

というような特徴があります。
つまり、舌や唇、ほっぺたの力のつりあいの不調和から起こることが多いのです。

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)には

  1. 早期初期矯正治療としての働き
  2. 被蓋(咬み合わせ)の改善
  3. 舌圧と口唇圧のバランスの改善
  4. 舌を高位(高い位置)に保つ機能

などが1つの装置に盛り込まれています。

これらの機能により、「歯並びを整える」というのではなく、「子供の顎の成長を利用して、上下の歯の咬み合わせの関係を正常なものにしようとさせる」という目的で使用するものです。

しかしこの装置で将来にわたって100%咬み合わせ異常が改善されるわけではありません。
小学校に入学されたあたりから、再び装置を使った矯正に移行することも多いです。

そのような場合でも早くから矯正を始めておくと、無理なく矯正治療が進みますので、3歳頃から矯正治療をご相談されることをお勧めします。

受け口治療に関するQ&A

どうして反対咬合になるの?

口には多くの筋肉が整然と並び、機能しています。舌は代表的な筋肉の固まりです。
きれいな歯並びの人の舌は、嚥下(飲み込む)するとき、上顎を押さえつけるようにぴったりと収まります。
しかし反対咬合の人は上顎には着きません。嚥下の都度、舌は下顎を前方に押します。
したがって上顎が小さく、下顎は大きくなってしまうと考えられています。
すなわち口腔周囲の筋肉が正しく機能しないと、不正咬合になるということです。

どうやって治すの?
筋機能のアンバランスが不正咬合を造ります。バランスを整え、調和を取り戻せば不正咬合は回復します。反対咬合の原因の一つは舌が低い位置で機能していることです。ですから治療目標はまず舌を挙上して上げる事です。
そのようにバランスを取り戻す器具が歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)です。
就寝中使用します。取り外しできる装置ですから、うまく使えなかったり、諸条件によっては期待する効果が得られないこともあります。
主治医に十分相談の上、歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)を使うことをお勧めします。
一度治したらもう大丈夫?
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)治療法は、大抵の場合、およそ1年間を目標に治療します。一度治したら「もう大丈夫」という人が大半です。しかし成長がスパートする頃、再治療を必要とする場合があります。定期検診は重要です。女子は15~16歳、男子は17~18歳まで成長します。そのころまで定期検診を続けることが理想です。
反対咬合は遺伝する?
反対咬合は遺伝します。顔形はご両親に似ます。残念ながら反対咬合の家系があります。
しかし早めに対処することでかなり改善できると考えています。
いずれにせよ、遺伝のあるなしにかかわらず、早めの受診をお勧めします。
反対咬合って自然に治るでしょうか?

永久歯が生える時に自然に治ることがあります。
但し、かなり少数例です。反対になっている下の前歯が5~6本。逆の噛み合わせが深い。近親に反対咬合の人がいる。これらの場合、自然に治る可能性は極めて低いと考えてよいでしょう。

永久歯が生えるまで様子見を勧められましたけど?
「・・・大丈夫ですか?」というご質問をよくいただきます。
自然に治る場合もあります。しかしそれはかなり少数です。
ご相談できる歯医者に診てもらい、セカンドオピニオンを求めることをお勧めします。
私たちは大半の方に早期初期治療が必要と考えています。
反対咬合、治した方が良いの?
不正咬合であるから成長が遅れるということは基本的にありません。
しかしサ行、タ行の発音に特徴的な舌足らずの喋り方になる、食べ方がワニのようだというような特徴が現われます。喋り方にも食べ方にも問題が現れます。
しかし私たちが治療を勧める第一の理由は審美的な理由です。
反対咬合特有の顔貌に劣等感を感じることがあります。
心の負担を軽くし、生活の質の向上が目標です。
早く治した方が良いの?
咬み合わせを逆のままにしておくと下顎骨が過成長しやすい状態が続きます。
下顎骨が取り返しのつかないほど大きくなってしまう前に逆の咬み合わせは治しておくべきです。
早ければ早いほどご本人の負担は軽くて済むと思います。
年齢が高くなると治療法の選択肢が狭くなります。過成長し、大きくなってしまった「下顎骨を切断して縮める」という手術法も選択肢にあがってきます。

子どもの受け口についてのお問い合わせ・ご不明な点などがございましたら、お気軽に当院までご相談ください。

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