セラミックインレー銀歯の詰め物を白く/取れた

セラミックインレーの種類

歯の詰め物にもいくつか種類があることをご存知でしょうか。
機能性を重視した金属を材料とするゴールドやシルバー、審美性を重視した白い材料からなるハイブリッドやセラミック（ポーセレン）があります。

奥歯の小さい虫歯は虫歯の部分を取り除いたあとプラスチックをつめるだけですみますが、大きな深い虫歯をプラスチックでつめてしまうと噛んだ時に割れてしまうので、「インレー」と呼ばれる、型をとってしっかりとした材料で作ったものをはめ込まなければいけません。

セラミックインレー（ポーセレンインレー）

金属を使用せず、陶器により歯の形に作り上げた詰め物です。陶器のため、年数がたっても水分などを吸収せず変色にも強いため、きれいな状態を持続することができます。

笑ったときに下の歯の銀歯が気になるとの事で、来院。
患者さん自身もほとんどわからいなくらいになりましたので、十分満足してらっしゃいました。

ハイブリッドインレー

このハイブリッドインレーは「ハイブリッドセラミック」とも呼ばれていることもありますが、材料は70%の無機ガラス（超微粒子フィラー）と30%の有機ガラス（高密度架橋活性材料）の細かい粒子から出来ており、あくまでも超高品質のレジン（プラスチック）です。素材がプラスチックのため、年数がたつと水分などを吸収し変色しやすいので、定期的にやりかえが必要になることがあります。

ハイブリッドインレーとセラミックインレーの比較

	ハイブリッド インレー	セラミック （ポーセレン） インレー
種類
材質	すべての面が強化プラスチック	すべての面が陶器
きれいさ	○	◎
虫歯の なりにくさ	○	◎
強さ	○	○
汚れにくさ	○	◎
利点	プラスチックの白さで審美性が良い	きちんとメインテナンスしていけば10年以上長持ちする 表面が滑沢な為汚れが付きにくい 透明感がある 5年間保証
欠点	表面に傷がつきやすく汚れやすい 3～４年経つと変色しやすい （プラスチックの為水分を吸収する）	完成までに回数が必要
保険適応	×	×
価格	１歯　55,000円	１歯　85,000円

詰め物も種類によってそれぞれ特長が異なります。ご自分の理想に近いものをお選び下さい。
わからないことがありましたら、お気軽に声をかけてください。